BunnyHopで音声を扱えるようにラズパイカーを拡張する

本記事では、BunnyHop で音声を使ったプログラムが書けるように、 こちらの記事 で作成したラズパイカーを拡張する手順について説明します。 使用する「BunnyHop」と「ラズパイカー用の通信プログラム」は、バージョン1.0.2.0 以降を想定しています。 バージョン1.0.2.0以降の「ラズパイカー用の通信プログラム」のコピーがまだの人は、 先にこちらの手順を参考にコピーを終わらせてください。 バージョンの確認方法は、こちらをご覧ください。

スピーカーを Raspberry Pi に取り付ける

3.5mm ステレオミニプラグのスピーカーを Raspberry Pi に取り付けます。 ラズパイカーの走行の邪魔にならないように小型でバッテリー内蔵の物が好ましいです。 写真のスピーカーはこれです。

スピーカー

音声出力のための設定をする

Raspberry Pi の音声出力先をライン出力に固定するため、以下のコマンドを入力します。 (※本記事では、黒背景のコマンドは特に断りがない限り、Raspberry Piに接続したSSHクライアントのターミナルに入力するものとします。)
sudo amixer cset numid=3 1
音量調整は、以下のコマンドで行います。60の部分を0~100に変えることで好みの音量にできます。
sudo amixer sset PCM 60% 
以下のコマンドで音声を出力させます。「こんにちは」とスピーカーから聞こえれば設定は完了です。
sh ~/BunnyHop/Actions/bhSay.sh こんにちは

BunnyHop で音声出力するプログラムを作る

BunnyHop で音声とビープ音を鳴らすプログラムの作り方を説明します。 まず、「文字列」カテゴリにある「音声出力ブロック」(赤枠で囲ったブロック)を選択します。

次に、「音」カテゴリの「ビープ音出力ブロック」(赤枠で囲ったブロック)と「ビープ音ブロック」(青枠で囲ったブロック)を選択し、 下の2枚目の画像のように接続します。

続いて、左上の「ローカル」ボタンを押して、「リモート」に切り替え、「IPアドレス」「ユーザー名」「パスワード」を入力します。 「IPアドレス」「ユーザー名」「パスワード」には、 ソフトウェアセットアップ編でSSH接続した際に入力したものと同じものを入力します。 最後に、「ビープ音出力ブロック」を選択した状態(枠が黄色になっている状態)で「プログラム実行ボタン」(緑の三角)を押します。 Raspberry Pi に付けたスピーカーから、「ピー」という音の後に「こんにちは」という声が聞こえるはずです。

まとめ

BunnyHop でビープ音と音声が使えるように、ラズパイカーを改造しました。 次は、BunnyHop で「色」を扱えるようにラズパイカーを改造する予定です。